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書ブログ - 成田山新勝寺編集『書と文化』が発行された

成田山新勝寺編集『書と文化』が発行された

カテゴリ : 
書の万華鏡

  
saku 2008-7-21 11:15

成田山新勝寺開基1070年を記念して、成田山のこれまでの活動の意味をより明確にし、現在の、そしてこれからの日本社会に必要な精神的、文化的豊穣を、書を通してもたらしたいという高い志を抱いての各界各氏の書道についてのエッセーを収録して充実している。


同書「あとがき」に次のようにある。

パソコンや携帯電話などの普及によって、手書きの文字に出会う機会が著しく減ってきたように思います。なかでも毛筆を日常の生活で用いることは稀なこととなってしまいました。

しかし、日本の文化史に目を転ずれば、書は不可欠の要素として文学や芸能などの底流となってきました。あらゆる人びとが文字による伝達の手段として毛筆を用いた時代が終わってからも、伝統文化の根幹として書は日本人の心をはぐくんできました。毛筆の微妙な弾力に意識を払い、墨の香を楽しみながら文字を書くことによって、五感が研ぎ澄まされ、精神が浄化されたように感じられるものです。その感覚をわたしたちが失うことなく、未来の日本人にも受け継いでゆかなければならないと思います。

本書にご執筆頂いた皆様は、書道史はもちろん、国文学、中国文学、美術、芸能など日本の伝統文化に深いかかわりを持つ先生方です。それぞれ異なるご専門から書について論じていただくことによって、書の魅力がより一層浮き彫りにされたものと思います。これも、ご多忙にかかわらず当山の依頼にお応えくださった先生方のお蔭であり、関係者一同、心から感謝申し上げる次第です。……(大本山成田山新勝寺寺務長 山照義)


                ◇

執筆者(肩書き)と文章名は次のとおり。

秋山虔(東京大学名誉教授):光源氏と書芸文化
市川團十郎(成田屋宗家十二世):歌舞伎と手習い
稲畑汀子(ホトトギス主宰):虚子と碧梧桐の書
大岡信(詩人):書についての寸感
大山忠作(日本芸術院会員・画家):書雑感
興膳宏(京都大学名誉教授):書くということ
ジョージ・パッカード(来日財団理事長):書を通じ学び得た生きる美学
菅原教夫(読売新聞東京本社編集委員):書における日本と中国、その二元論をめぐって
杉岡華邨(日本芸術院会員・書家):日本の書について
千宗左(表千家家元):家元の書について
木聖鶴(書家・文化功労者):成田山新勝寺文化振興の恩恵に感謝
徳川恒孝(徳川記念財団理事長):将軍たちの書
ドナルド・キーン(コロンビア大学名誉教授):書道と教育
成瀬映山(書家・文化功労者):書の今昔
西嶋慎一(成田山書道美術館研究員):陽光と陰影
西宮紘(藤原書店編集嘱託):お大師さまの書論についての一試論
派多野敬雄(学習院長):悪筆を悔いる
馬場あき子(歌人):古典の中の書論
福原義春(資生堂名誉会長):欧陽詢にあこがれて
古谷稔(大東大教授):「和と「漢」を結ぶもの――「粘葉本和漢朗詠集」の世界――
前田利祐(社団法人霞会館理事):私と書
松崎恵水(大正大学名誉教授):弘法大師の書
山折哲雄(宗教学者):嵯峨天皇の書
山崎泰廣(高野山大学客員教授):書道と密教
吉田茂穂(鶴岡八幡宮宮司):書は人なり
頼富本宏(種智院大学学長):書から見た空海と慈雲
ロバート・キャンベル(東京大学大学院教授):明治初年の書界――佐瀬得所とその周囲を中心に――
(以上27名)



                             

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