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書ブログ - 日本初の書道専門図書館開館

日本初の書道専門図書館開館

カテゴリ : 
書の万華鏡

  
saku 2009-5-12 23:47

待望久しかった書に関する専門図書館、「毎日書道図書館」(館長・北村正任毎日書道会理事長)が、5月12日開館した。


同館は、毎日書道会が長年、事業計画のひとつに位置づけ、08年度開催した第60回毎日書道展の記念事業として実現させたもの。

東京・竹橋の毎日新聞社が入るパレスサイドビル1階に閲覧室(約46平方メートル)、地下5階に書庫(約73平方メートル)を備える。

4月末現在で図書整理の終了した蔵書約2700点を所蔵。

閲覧室には古文字から楷(かい)・行・草書まで文字に関する辞書や雑誌、図録など参考図書が置かれ自由に閲覧できる。

書庫は空調設備が整えられ、約5万点収蔵が可能。

図書館は広く一般に開放される。

入館料は200円(毎日書道展関係者は無料)。

開館時間は月~金曜と第1土曜の午前11時~午後5時(当面は火、木、第1土曜日のみ開館)。

書関係の資料を後世に伝えるために一般からの寄贈を受け入れる。

名誉館長には松丸道雄・東京大名誉教授が就任。

職員が常駐してレファレンスサービスに応じる。
問い合わせは同館(03・3286・0773)。


               ◆
貴重な書道関係図書の一般公開としては、書壇院・吉田苞竹記念館があることが知られ、美術関係のものについては新国立美術館の図書室、東京都美術館の図書室、現代美術館図書室、東京国立博物館資料室などがある。


しかし、これらはインターネット時代の図書館のあるべき姿とは異なり、国会図書館ホームページなどのような検索やレファレンスサービスがまだ充分充実しているとはいえない。


そのことを踏まえてこのたび開館した毎日書道図書館が、現在、書道科・書道コースを設置している高校、大学、大学院などに属する関係者の論文データベースや、貴重書の画像アーカイブス、映像資料の充実など、全国どこからでも利用できるようなシステムが構築されることを期待したい。

国会図書館は無料であるのに対して、有料での利用であることからすれば、蔵書の目的意識的な収集、レファレンスサービスの充実の努力をいくらしてもたりないだろう。

ここでひとつ画像アーカイブスについて提案をすれば、現在のデジカメが顔認識をシステムとして実現しているように、「書風認識システム」の実現ではないだろうか。

いわば、『金子鴎亭書体字典』のデジタル版――。
これが実現すれば、4000年の時空を超えて、古典から現代作家までの字典の書風認識がシステムとして構築でき、それは理論研究にも、作品制作にも即活用できることだろう。

さらに、これまで全書研大会報告などで積み重ねられてきた書写・書道授業の報告やレポートが即時に引き出せればどれだけ、今日の授業研究の要請にこたえられるだろうか――。

そうしたところから書学と書作品制作、授業実践の3つの領域がバランスをとって充実されていく可能性をひらくことができるだろう。


                          saku

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