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書ブログ - 第41回日展 第5科「書」の特選受賞者を発表

第41回日展 第5科「書」の特選受賞者を発表

カテゴリ : 
書の万華鏡

  
saku 2009-10-17 21:46

社団法人日展は、10月17日、第41回日展 (平成21年度) の第5科「書」の特選受賞者を発表した。

第5科 書
題名 作者名 授賞理由

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烟霞眺望
○新井茜舟

誇張する所もなく控える所もなく、一詩を幾つかの集団化し、音楽的要素を、気品をもって表現したので、極めて格調高い作品と言うことが出来るだろう。 室鳩巣の詩。
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詩經 大雅・文王有聲
○井上清雅

古代人の美意識の集約とも言うべき金文という書体を制作の材料に、現代に生きる者としてどう近代性を持たせ、清新なイメージに仕上げるかという点に於いて、工夫と錬度の高い技術力を駆使し、展開上の一方向性を示して見せた秀抜の作。
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攝意歸空
○稲村龍谷

巧を拙に蔵すとは、日本の美として永く受け継がれてきた。
受賞作は、この美を伝承し、奇を衒わず虚飾を排し見事である。独特の章法は苦渋に満ちながら刀法は凛とし、線性は自信に溢れ、他の追随を許さない。
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崔禮山詩
○植松龍祥

明・清代に盛行した長条幅形式に見られる行・草体を基調として、紙面に横溢する筆力をもって、現代感覚の新鮮さも盛り込んでいる。
今後のさらなる新展開が期待される作品である。

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澪の雨
○金谷雷聲

とかくこれといった古典が見当らない調和体分野において、この作家は清朝の何子貞にそれを求めている。奇をてらわず深遠な線質で淡々と運筆し、格調の高さと白の美しさが際立った秀作である。
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草の夢
○上林三玲

寸松庵色紙の構成に基づいて王朝時代の典麗優雅な世界に現代の感性を加味しながら、上品で格調の高い世界にまとめ上げた秀作である。帖に張られた一作一作がそれぞれ異なる趣をもった作品に仕上げられている。
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陳子昂詩
○北山転石

古代人のロマンを強烈に彷彿とさせる作品である。硬くなりがちな金文をよく克服して、自由闊達な筆致で近代化した悠然たる作風。とりわけ各々の筆画に金石の気と思い入れがあり、余白の生きた明るさが印象的。
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山桜
○近藤浩乎

和歌二首を横披「木立の格」様式の構成に―  行頭の自然な変化、リズミカルな行のうねり、墨の潤渇等、仮名のもつ雅び、拡がりのある空間、整然とした中にほのぼのとした温かみのある作品である。
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○田頭央● (さんずいに我 )

小字かなの美は簡略化された単体。文字がいくつか連綿されて流れていく姿。また、かな独特の散らし書きによる余白美などがあるが、この帖は、これらの要素を古典からとらえ、錬度のある線で表現され、佳作である。
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想い
○平松紫雲

昨年に続いての受賞であるが、その技術の高さは以前より定評がありむしろ遅すぎた感すらする。古典を王羲之に置きながらも和様を彷彿とさせる独自の世界を展開し、空間の処理や終盤のまとめも絶品である。

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