検索
リンクスグループ
アクセスカウンタ
今日 : 583
昨日 : 4603
今週 : 28643
今月 : 28643
総計 : 12220144
平均 : 2460

書ブログ - 藤原佐理書状「頭弁帖」を今秋初公開へ―ふくやま書道美術館

藤原佐理書状「頭弁帖」を今秋初公開へ―ふくやま書道美術館

カテゴリ : 
展覧会レポート

  
saku 2010-1-20 6:34

日本書道史上に、三蹟(さんせき)の一人として燦然として位置づけられる藤原佐理(ふじわらのすけまさ)の書状「頭弁帖(とうのべんじょう)」が今秋、広島県福山市で初公開される。

現在の所有者(非公表)から寄贈を受ける同市のふくやま書道美術館が、特別展を企画している。


藤原佐理 (ふじわら・すけまさ 944〜998) は、平安時代中期の公卿で、 三跡<さんせき>の一人に数えられます。

佐理は関白を勤めた藤原実頼<さねより>を祖父に持つ名門の家に生まれましたが、 それほど際立った昇進はせず、 やはりその書の才能によって広く知られています。

 佐理は名門の出でありながら少し変わった性格だったようで、 『大鏡』 には佐理を評して、 「御心ばえぞ、 懈怠者<けたいしゃ>、 …」 (ご性格は、 なまけもので…) と記されています。 しかし、 その書については同じ 『大鏡』 で 「世の手書<てかき>の上手」 「日本一の御手」 と評されています。 その書は流麗でありながら自由奔放な暢達した筆致で、 彼のものに拘らない大らかな人柄が出たものではないかと思われます。


 佐理最晩年の55歳、998(長徳4)年に京都で執筆したと推定される書状で、内容は天皇に奏上した内容が届けられず、途中で握りつぶされたことを嘆き訴えたもので、誰にあてた手紙かは不明。書風は文字を連続させた
流動感に富む円熟の筆はこびで、墨も濃淡の対照もあざやかな筆跡。

 他に 「詩懐紙<しかいし>」 「離洛帖<りらくじょう>」 「恩命<おんめい>帖」 「国申文<くにのもうしぶみ>帖」 などが代表作として知られている。
______________________________________________

昨日もテレビで「なんでも鑑定団」を見ていたのだけれど、またまだ個人の手元に名品とも思えるものが秘匿されているのだなぁと実感した。◆世に骨董趣味といい、目利きを競うということがあるけれど、芸術家たちの埋もれた名品が発掘され、新しい視点から再評価を受けるシーンに出会えることは幸福なことでもある。◆「頭弁帖」公開は、秋に予定されているので、秋にはまた話題がひろがることと思うけれど、書学書道史研究家の出番の秋(とき)でもあるだろう(saku)

トラックバック

トラックバックpingアドレス http://lincs.co.jp/modules/contents/tb.php/615

新しくコメントをつける

題名
ゲスト名   :
投稿本文
より詳細なコメント入力フォームへ

コメント一覧