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書ブログ - 「花の下にて春死なん」の西行筆跡発見??

「花の下にて春死なん」の西行筆跡発見??

カテゴリ : 
書の万華鏡

  
saku 2010-2-15 14:45

「花の下にて春死なん」の和歌で知られる西行。この歌で願った通りに旧暦の2月16日に西行が亡くなって今年で820年にあたる。

多くの和歌を残した歌聖、西行(1118~90年)は、書家としても人気が高く、現代かな書壇に対しても大きな影響力をもっている。

その西行筆の可能性が非常に高い和歌の断簡が7葉(枚)が確認され、従来の記録にない歌ばかりが計47首が真筆の可能性が高いと報告された。

真筆とされるのは、これまでに手紙が数点、和歌が2首しか確認だけに大きな関心を集めている。

研究をまとめたのは中央大の池田和臣教授。


 池田教授は断簡の1葉を入手し、その用紙を名古屋大年代測定センターの小田寛貴・助教と共同で調べた。その結果、1158年ごろまでに作られた紙と判明。文学的な分析結果と一致した。

               ◇

 池田さんの推測はこうだ。西行は自分でまとめた歌集を、添削などを依頼するために、歌界で重きをなすようになってきた俊成に預けた。俊成は、その歌集の、最後の余白を自分の歌の草稿を書くのに利用した、というものだ。

 この見解に、古筆に詳しく冷泉家の調査にもかかわった田中登・関西大教授は「西行の作では、とされる書は数多く伝わっているが、そうした中でも、真筆の可能性が最も高いと考えてきた断簡だ。科学的に西行と同時代であることが担保されたとなると、可能性は非常に高くなったといえる」と話している。

 しかし、半面、不安要素もあり、「書は目的や年齢によっても変わるので慎重な検討が必要だが、西行の場合は比較できる真筆が少なすぎる」と田中教授。書道史家の飯島太千雄さんも「手紙は漢字が中心で、仮名で書かれた和歌とは対照できない」と説明する。

今後の議論の深まりを期待したい。



                      saku

「朝日新聞」2010年2月15日に「西行自筆の和歌か 断簡、同時代と判明 中大教授」の記事が情報ソースです。
 

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