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書ブログ - 国際書法交流奈良大展 10/14開幕

国際書法交流奈良大展 10/14開幕

カテゴリ : 
書の万華鏡

  
saku 2010-3-21 17:04

平城遷都1300年記念 国際書法交流奈良大展
--10月14~19日・奈良市

 ◇伝統を懸け橋に
 平城遷都1300年祭の記念事業として、第9回国際書法交流奈良大展が10月14~19日に奈良県文化会館(奈良市登大路町6の2)で開かれる。世界各国・地域から21の書道団体が参加する予定だ。書を通じた国際交流の輪がこれまで以上に広がることが期待されている。

 ◇世界中から500点近く出品
 1988年、シンガポール書法家協会(前身・シンガポール中華書学協会)の創立20周年記念行事に各国・各地域の書道団体の代表--日本(毎日書道会)▽中国(中国書法家協会)▽マレーシア(マレーシア書芸協会)▽韓国(国際書法芸術連合韓国本部)▽台湾(台湾・中国書法学会)▽香港(香港・中国書道協会)が出席。国際書法発展連絡センターの創設と第1回国際書法交流大展の開催を決めた。

 90年12月、シンガポール国家博物院で第1回国際書法交流大展が開かれ、以後、第2回(93年)北京▽第3回(95年)東京▽第4回(97年)クアラルンプール▽第5回(00年)台北▽第6回(03年)ソウル▽第7回(06年)シンガポール▽第8回(08年)北京とほぼ隔年で同展は開かれてきた。

 参加国・地域は当初の7カ国・地域から21カ国・地域まで増え、「書のオリンピック」「現代の蘭亭」と称されるまでに発展した。

 今回、シルクロードの終着点である古都・奈良で開かれる「奈良大展」は、書の世界史的な意義を問い直す上でも、貴重な機会となるに違いない。

 世界各国・地域から470~480点(日本からは毎日書道展審査会員以上で推薦を受けた書家の作品約200点)が出品され、会場は書の多彩な花が咲き誇るだろう。

 10月14日には奈良県文化会館で開会式、席上揮毫(きごう)、阿辻哲次・京都大学大学院教授の記念講演が開かれる予定となっている。

 ◇秘仏・秘宝を特別公開 東アジア関連事業も多彩
 「はじまりの奈良、めぐる感動」。今年は平城京が誕生して1300年。平城遷都1300年祭が平城京跡を中心に奈良県内や関西の各地で開かれる。

 特別記念行事(招待者のみ)として、大極殿完成記念式典(4月23日)と平城遷都1300年記念祝典(10月)が予定されている。記念祝典は第一次大極殿前庭の会場に国内外の賓客、関係者を招いて、将来に向けたメッセージ「平城京宣言」を発信する。

 中核事業の一つが、「東アジア未来会議 奈良2010」。日本と東アジアが現在直面している課題の解決に向け多彩な会議と会合を開き、将来ビジョンを未来への知的遺産にしようという壮大な試み。東アジア関連の特別展が多数開催されるのも、こういった問題意識からだろう。大遣唐使展、シルクロードを描いた平山郁夫展、そして「第9回国際書法交流奈良大展」。いずれも、広く東アジア全体を見渡し、全く新しい東アジア像が見えてくるかもしれない。

 「巡る奈良」は、奈良県全域を4神がつかさどる青龍(飛鳥・藤原、大和高原・宇陀周辺)▽玄武(平城京周辺)▽白虎(斑鳩・信貴山、葛城周辺)▽朱雀(吉野周辺)の四つのエリアに分け、秘仏・秘宝の特別公開やそれぞれ各地の特性を生かした多彩なイベント、僧侶神職による特別講話などがある。

 「第9回国際書法交流奈良大展」は、書法の交流という側面で、大きな意味を持っている。東アジアで続いてきた芸術「書」。漢字から派生した文字を、私たちの先人たちは美しく書こうと心を砕いた。この精神的態度は文化芸術全般に大きな位置を占めてきた。

 たとえば日本でも、第二次大戦敗戦前は、優れた政治家、実業人、文化人は書をたしなんだ。ところが、技術革新とグローバル化の進展によって、長年の年月を経て洗練された文宝四宝(筆・墨・硯(すずり)・紙)を使って文字を書く習慣は、加速度的に日常生活からなじみの薄いものになっていってしまった。そういう現状の中で人間が身体を使って書く行為、それも美しい文字を書くということの意味を考え直すのはとても時宜を得た試みとなっている。

 東アジアといっても、漢字復権への動き、新しい表現への模索……と現状はさまざま。そこに対話という懸け橋がかかることに期待せざるを得ない。

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