書ブログ - <訃報>吉田成堂氏
毎日書道会理事創玄書道会副会長・日展評議員の書家、吉田成堂(よしだ・せいどう、本名・弘道=ひろみち)氏が3月22日、肺がんのため北九州市小倉北区の病院で亡くなった。79歳の誕生日を先月迎えたばかりだった。
葬儀は25日午前11時、同区大手町5の5の明善社大手町斎場。自宅は同区紺屋町1の1の1003。喪主は長男成美(しげよし)さん。
福岡県豊前市出身。東京学芸大書道科に進み、故・手島右卿さんに師事。卒業後、近代詩文書を確立した故・金子鴎亭さんに出会い、以後半世紀以上にわたりこの分野を中心に創作を続けた。持ち味は九州男児らしい力強さ、素朴さ、おおらかさと、その中の豊かな詩情。古典研究に裏打ちされた現代性も定評があった。
89年以降、日展審査員を計4回務め、91年に社会文化功労賞を受賞。その後、肺がんを患ったが復帰し、04年の第56回毎日書道展で最高賞の文部科学大臣賞を受賞。05年、毎日書道会理事に就任した。08年には第60回毎日書道展実行委員長を務めた。
後進の指導にも熱心に取り組み、長年にわたって九州書道界のリーダー役を担った。
葬儀は25日午前11時、同区大手町5の5の明善社大手町斎場。自宅は同区紺屋町1の1の1003。喪主は長男成美(しげよし)さん。
福岡県豊前市出身。東京学芸大書道科に進み、故・手島右卿さんに師事。卒業後、近代詩文書を確立した故・金子鴎亭さんに出会い、以後半世紀以上にわたりこの分野を中心に創作を続けた。持ち味は九州男児らしい力強さ、素朴さ、おおらかさと、その中の豊かな詩情。古典研究に裏打ちされた現代性も定評があった。
89年以降、日展審査員を計4回務め、91年に社会文化功労賞を受賞。その後、肺がんを患ったが復帰し、04年の第56回毎日書道展で最高賞の文部科学大臣賞を受賞。05年、毎日書道会理事に就任した。08年には第60回毎日書道展実行委員長を務めた。
後進の指導にも熱心に取り組み、長年にわたって九州書道界のリーダー役を担った。