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書ブログ - 新刊情報2010/4

新刊情報2010/4

カテゴリ : 
書の万華鏡

  
saku 2010-4-22 8:42

◇『いくさの歴史と文字文化』 遠山一郎,丸山裕美子 編 三弥井書店 四六 270頁2010年3月 2,625円 9784838231928

日本・朝鮮・中国といった東アジアの国々の七世紀におけるいくさの歴史とその後の文字文化、漢字の展開を、各国の研究者が一堂に会して検証。さらには八世紀の律令国家の成立、すなわち日本の成立を、唐の朝鮮侵攻、白村江の戦いの敗戦から壬申の乱に至るいくさの歴史から解読。

律令国家の成立には、外交と文書行政推進のため東アジア共通語である漢字の受容と普及が不可欠であり、白村江の戦いの敗戦は、漢文文化を急速に進展させたことや、さらに国家として固有の文化を持つ必要性から「歌」の様式の整備が行われ、漢字から仮名が生まれ、和歌に対して、漢詩と並ぶ位置づけが行われたこと、いくさの歴史と文字文化を象徴する『万葉集』防人歌と、防人の旅をも考察。

◇『文書行政の漢帝国 木簡・竹簡の時代』 冨谷至 名古屋大学出版会 A5 494頁2010年3月 8,820円 9784815806347

《目次》
第I編 簡牘の形態と機能─視覚簡牘への展望 第1章 簡牘の時代とその終焉第2章 視覚簡牘の誕生─簡の長さについての一考察 第3章 檄書攷─視覚簡牘の展開第
II編 書記とその周辺 第1章 書記官への道─漢代下級役人の文字習得 第2章 書体・書法・書芸術─行政文書が生み出した書芸術 第3章 行政文書の書式・常套句
第III編 漢代行政制度考証 第1章 漢代の地方行政─漢簡に見える亭の分析 第2章 通行行政─通行証と関所 第3章 食糧支給とその管理─漢代穀倉制度考証 結論。


◇『天平の渤海交流 もうひとつの遣唐使』 藤井一二 塙書房 四六 232頁 2010年4月2,415円 9784827331103
7世紀末に中国東北部から朝鮮半島北部にかけて建国された渤海は、「海東盛国」とも称され、滅亡にいたるまでの約230年間に、日本を含めた周辺国と活発な対外交渉をもっていた。
渤海使・遣渤海使の発着・目的地となった渤海王城が、平城京─北陸道─渤海国─唐都長安を結ぶ交流回廊に位置し、人・物資・情報の移動と伝播を支えた歴史的世界を描く。

○『ポスト/コロニアルの諸相』 岐阜聖徳学園大学外国語学部 編 彩流社 四六310頁 2010年3月 2,940円 9784779115158

植民地化という〈異文化との接触〉は何を生み出したのか──。
文学・文化・言語という異なった切り口で、文化変容や人々の意識のあり方などを多角的に考察する論集第二弾。
「忘れられた『戦争協力詩』」など刺激的な9篇。

★『書誌学入門 古典籍を見る・知る・読む』 堀川貴司 勉誠出版 A5 282頁2010年4月 1,890円 9784585200017

《目次》
第一部─古典籍を見る(実践編) 調査用具と参考書/構成要素と記述項目/大きさと装訂 付・残存状況/表紙/外題と内題/前付と後付/本文(1)─版式・写式/本文(2)─文字・絵/刊記・奥書/書入・蔵書印等 付・保存容器と保存状態/参考情報/他の伝本との比較
第二部─ 古典籍を知る(知識編)紙その他の原材料/中国・朝鮮の書物と日本/古代・中世の写本と蔵書(1)─寺院/古代・中世の写本と蔵書(2)─公家・武家/古代・中世の出版/古活字版/近世初期・前期の出版/近世中期の出版 付・非商業出版/近世後期・幕末明治期の出版/近世の写本と蔵書/近代の蔵書/非書物形態の資料
第三部─古典籍を読む(応用編)図書館資料のなかの古典籍/辞書を使う/注釈書を読む/論文を読む・書く 附録─書誌調査の流れ/和暦西暦年表/おわりに─書誌学の未来/参考文献/図版一覧 索引

■『漢字物語』 セシリア・リンドクィスト/遠山由美 訳 木耳社 A4変 424頁2010年3月 4,410円 9784839379919

著者はスウェーデンの漢字学者で、本書を水と山、野生動物、農耕、酒と酒器など14の章節に分け豊富な写真・カラー図版を使い分かり易く解説。欧米・中国など世界8ヶ国で翻訳され累計85万部のベストセラー。

□『改訂 新註 墨場必携 大文館書店版』 米菴河先生 輯 木耳社 A5 1136頁2010年3月 4,179円 9784839319885

墨場必携の元祖(大文館書店版)を装いも新たに待望の復刊!
作品制作に重宝する、まさに「書家必携」の本である。

△『心にとどく漢詩百人一首』 渡部英喜 亜紀書房 A5 272頁 2010年4月 2,310円9784750510040 

百人の詩人の漢詩を一首ずつ選び、詳細な解説を加える。
【収録作品】韋応物「秋夜 寄丘二十二員外」、王維「鹿柴」、項羽「垓下歌」、蘇軾「飲湖上初晴後雨」、白 居易「香炉峰下新卜山居草堂初成偶題東壁」、范成大「夏日田園雑興」、孟浩然 「臨洞庭」、李紳「憫農」、李白「峨眉山月歌」、林逋「山園小梅」ほか。

△『NHKカルチャーラジオ 漢詩をよむ 漢詩の来た道(宋代前期)』 宇野直人 NHK出版A5 288頁 2010年4月 800円 9784149107356

NHK第2放送「漢詩をよむ」の2010年4月~9月放送分のテキスト。

△『NHK 新漢詩紀行ガイド 1』 石川忠久 監修 NHK出版 A5 148頁 2010年4月 630円9784144071638
2010年3月29日~4月30日放送分のガイド。
【放送テーマ】送別/春爛漫/楼上の眺め/交友/情愛〈一〉
【特別連載】漢(おとこ)たちの大地へ(北方謙三)/書で味わう漢字(古澤鐵之)/漢詩に触れる中国旅行(渡部英喜)/はじめての漢詩創作(鷲野正明) △『中国詩文論叢 28』 中国詩文研究会 A5 242頁 2009年12月 2,625円 0287-4342陶淵明詩文における自己肯定的一人称について(大立智沙子)/梁の簡文帝の「珠概雑青虫」句の解釈をめぐって(矢田博士)/王維と嵩山羅漢洞─「深洞長松何所有」の「深洞」の所在について(内田誠一)/姚合の官歴と武功礼(松原朗)/『鶴林玉露』に見る朱子尊崇の念(後藤淳一)/金末における韓門の受容(下)(高橋幸吉)/尤[イ同]『擬明史楽府』訳注(八)(福本雅一監修)/『子不語』の鬼求代説話の顛末(中野清)/三四三四三形式による和歌の漢訳(金中)/獺怪異譚の盛衰をめぐって(上)(増子和男)/中島敦における記と伝(堀誠)/杜甫の五言「拗律」について(下)(丸井憲)

△『学林 第50号』 中国芸文研究会 A5 118頁 2010年1月 2,000円 0288-3546
内容:「白蛇傳」の構造(今場正美)、鱸魚あれこれ(中村喬)、留滬半年経眼書録抄下(芳村弘道)、『太平廣記』夢部譯注六(今場正美・尾崎裕)、『学林』既刊総目(第1号~50号)

◆『中国の農民工問題』 塚本隆敏 創成社 A5 320頁 2010年3月 2,940円9784794431097

《目次》第1章:農民工と耕作放棄地の諸問題/第2章:農民工の歴史的経過と内陸地域における農民工の生存状況/第3章:農民工における生活・健康状況の諸問題/第4章:農民工・第二世代のおける諸問題/第5章:農民工における留守児童の諸問題/第6章:農民工における労災の現状と課題/第7章:農民工における失地問題/第8章:農民工における住宅問題/第9章:農民工にとって労働組合とは何か/第10章:農民工における生活記録(翻訳)

◆『メディア文化と相互イメージ形成 日中韓の新たな課題』(東アジア地域連携シリー ズ 2) 大野俊 編 九州大学出版会 四六 194頁 2010年4月 1,890円 9784798500195 

日本のアニメや漫画、韓国のテレビドラマに代表される大衆文化の越境現象が、東ア ジアでは広範にみられる。その一方で、インターネット掲示板やブログの世界では、 歴史問題や領土問題などを契機に、隣国バッシングの「ネット・ナショナリズム」が 高まる。

グローバリゼーション時代の文化のボーダーレス化が、とりわけ日本・中 国・韓国で相互の国のイメージや国民の親近感の改善に必ずしも寄与していない現状 をどうみるべきなのか。本書では、日中韓3カ国の研究者が、メディア文化の発展に伴 って深まる日中韓の市民の理解と誤解というジレンマ状況を、テレビドラマ、映画、 文学、ネット言論などを素材に分析し、地域の融和に向けた方策を提言する。

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