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書ブログ - 生誕110年記念、松井如流-書・学一如の生涯-展 7/7開幕

生誕110年記念、松井如流-書・学一如の生涯-展 7/7開幕

カテゴリ : 
書道展・美術展案内

  
saku 2010-6-29 9:25

生誕110年記念、松井如流-書・学一如の生涯-
 
◇高雅にして悠々たる世界
 「生誕110年記念 松井如流-書・学一如の生涯-」が第62回毎日書道展の特別展示として7月7日~8月1日、国立新美術館(東京・六本木)で開かれる。


展示は三つに分けられ、多面的業績を紹介する。

 ■第1部「書家如流」<第1期「書・学修業の時代>

 如流は19歳で上京。吉田苞竹(1890~1940年)に師事する。敬愛する師の下で書の知識を吸収しながら、戦前は東方書道会展などで活躍する。

 「臨西狹頌」(32年)▽「臨張遷碑」(33年)▽「王維 藍田山石門精舎」(37年)などは技量と品格の高さが際立ち、年齢を超越した書人としての才能を示した。

 <第2期「漢隷の作家」の時代>

 隷書の魅力に引かれ「寒山詩」(50年)▽「陸放翁句」(54年)▽「平安」(55年)など雄大かつ懐の広い書は「漢隷の如流」の名をとどろかせた。「韋應物 石鼓歌」(58年)など木簡の雰囲気をいち早く取り入れた作品も誕生した。「杜少陵詩」(日展出品作、63年)は日本芸術院賞に輝いた。

 <第3期 大字書の時代>

 戦後、新しい書への模索が始まった。如流は手島右卿(1901~87年)と共に、現在の「大字書」という分野を切り開いていく。

 「從心」(58年)▽「淵」(61年)▽「〓」(64年)▽「斷」(65年)▽「散」(66年)▽「古」(68年)▽「知魚樂」(68年)▽「龍虎」(70年)▽「樂以忘憂」(79年)▽「圓通」(79年)などはキリッとしながら悠然とした線が走る。古典を踏まえた造形が表れ出た、紛れもない「現代の書」が次々に創作された。

 <第4期「心形一致」の時代>

 如流は79年に脳血栓に倒れて右半身不随となったが、奇跡的な復活を遂げる。

 「壽」(80年)▽「坦夷」(81年)▽「丹愚」(87年)など、不屈の精神力と生きる喜びにあふれた高い境地の書が残された。

 ■第2部「書学者如流」

 師・吉田苞竹の影響もあり、如流は拓本収集に傾倒する。日本書道代表団員として訪中した際には持参した現金をはたいた上、借金をしてまで拓本を購入したエピソードが残されている。こうして、「開通褒斜道刻石」「楊淮表紀」「西狹頌」「鄭羲下碑」「論經書詩」などの拓本の名品が集められた。

 49年に西川寧を主幹に招き、自ら編集に携わり書道雑誌「書品」を創刊。日本・中国の書道資料の学術発表の場を設けた。書論、書道史の研究はその後も続き、大東文化大学教授として教えた。

 ■第3部「歌人如流」

  省略しなほ省略して造られし文字の姿にあこがるるなり

  書を書き通したる生涯の終局をひそかにゑがき寂しむ日もあり

 右に掲げた歌を詠んだ如流は「覇王樹」を主宰する歌人でもあった。「水」(71年)▽「風」(84年)▽「松井如流短歌選集」(88年)と3冊の歌集を残している。

 自詠の歌を書いた色紙、短冊、扇面が展示される。

   ◇  ◇

 このほか、川端康成の求めに応じて揮毫(きごう)した全集の題字▽如流から上田桑鳩、平尾孤往に当てた書簡▽愛用の筆墨硯紙(けんし)▽二世中村蘭臺、山田正平、松丸東魚が刻した自用印--なども。
……………………………………………………

 「平安」は個人蔵、印は古河市篆刻美術館蔵、その他は秋田県立近代美術館蔵

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 ※「毎日書道展」とあわせての入場となります。
<入場料>一般700円、大学生400円、高校生以下無料。

 <特別記念講演会>7月12日(月)午前10時半、グランドプリンスホテル赤坂新館2階クリスタルパレスで美術評論家・田宮文平氏の講演会「松井如流の人と書」。無料。先着300人。

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