書ブログ - 上野駅の「石川啄木歌碑」
上野駅の「石川啄木歌碑」
東京都台東区上野7-1-1(上野駅15番ホーム)
「ふるさとの 訛なつかし 停車場の 人ごみの中に そを 聽きにゆく」
岩手から東京へ出てきた石川啄木が、ふるさとへの郷愁から詠んだこの歌の碑が、上野駅にひっそりと置かれている。
人の流れは新幹線の方に移ってしまったけれど、かつては、中央改札正面に櫛形に並んだいわゆる「低いホーム」は東北方面に発着する列車とその乗客でにぎわい、お国言葉を懐かしく聴くことができる場だったのだ。
もう子どもたちは夏休みだ。
混雑する前に帰省する人もおおいことだろう。
学生時代、退学処分を受けて新潟へ帰る友人を送るためにこのホームに立ったことがある。
まだ新幹線もなかった。
そして、ここにはいろいろなお国言葉が飛び交ってもいた。
懐かしさと侘しさ。
上野駅のざわめきは、
いまは、酷暑にも上下のスーツにネクタイを手放せないサラリーマンたち。
そしてギャルたちのものだ。

